生歌解説〜小指の想い出〜
放送日：06年6月17日
曲名：小指の想い出
オリジナル：伊東ゆかり
収録アルバム：ベストアルバム



1960年代に一世を風靡した伊東ゆかりさんのヒット曲です。
1967年にリリースされ、伊東さんはこの曲で同年のレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞しました。

伊東さんは11歳でデビューして以来、一貫して洋楽のカヴァーや和製ポップスを歌っていたのですが、この曲を境に歌謡曲を歌うようになったそうです。

僕は、伊東さんがこの曲を歌っている姿を見た記憶はないんですが、この曲の存在及び1番の歌詞には聞き覚えがありました。
「あなたが噛んだ　小指が痛い」
この印象的なフレーズの意味がわからず、「約束を破ったことを責められてるって意味なのかなぁ？」と子供心に思っていたんですが、桑田さんの生歌で3番まで聴いて、印象がガラッと変わりました。

まるでSMの快楽への目覚めとその喜びを訴えているかのようなエロい歌じゃないですか。
しかも、作詞が有馬三恵子さんという女性だということで、余計生々しく感じます。

僕の思い込みが激しいだけかもしれませんが、こんな曲がヒットしていたなんて、昭和40年代はなかなか粋な時代だったんですね。
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