すべての歌に懺悔しな!!

No.109
Date: 2001/09/27(Thu) 10:56
Name: 北埜 轍
Subject: すべての歌に懺悔しな!

もう時候だから触れてもいいでしょう(笑)

以下歌詞参照(爆)


ゆうべもゆうべ脳ミソ垂らして 女に媚びを売る
街中みんなのお笑い草だぜ バカヤロ様がいる

歌が得意な猿なのに 高級外車がお出迎え
スーパー・スターになれたのは
世渡り上手と金まかせ

冗談美談でふんぞり返って ケジメも無しとする
言い寄る女と愚かな客とが それでも良しとする

大学出たって馬鹿だから 常識なんかは通じねェ
濡れた花弁にサオ立てて 口説きの文句はお手のモノ


道化も道化ウンザリするような 生き様シャウトすりゃ
小粋な仮面でどこかでパクった 小言を連呼する

子供の頃から貧乏で そのうえ気さくな努力家で
実はすべてが嘘なのに
芝居のセンスにゃたけている

天才奇才とおだてりゃエテ公は いつでも木に登る
儲かる話とクスリにゃ目が無い バカヤロ様がいる

チンチン電車は走るけど 青春時代は帰らない
TVテレビにゃ出ないと言ったのに
ドラマの主役にゃ燃えている



敢えて名前は伏せた方がいいんでしょうか?・・・滝汗

(心の中では「成り上がり」と「ドメスティックバイオレンス坊主」の歌と呼んでいる(爆))

もしかしたら、桑田さん以外にも股を掛けているファンの方が

居るかも知れません(大概無いけど・・・一応)

桑田さんにこんな歌詞を書かせるなんて

桑田さんとエテ公さん達の間で何かあったんでしょうか?

音楽業界の裏側がほんのチョコっとだけ垣間見えました。

(笑えたのはこの後、ドメスティックバイオレンス坊主がクスリで捕まった事)



追記:タメグチオゥケィです!ってか、ワダチさんの方がかなり後輩なのでは?

   サザンファン歴、音楽知識、年齢・・・どれを取ってもマーシャさんが上

   であります。どんなタメグチになるかすげぇ楽しみです♪
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No.110 -> No.109
Date: 2001/09/28(Fri) 00:21
Name: マーシャ@桑田節
Subject: Re: すべての歌に懺悔しな!

若いファンの中には「何のこっちゃ?」って思う人もいるでしょうから、ここは思い切って実名を書いたうえで説明しましょう。
桑田さんは後に釈明しましたが、この曲が発表された当時、「長渕剛氏のことを歌ったものではないか?」と騒がれました。
矢沢永吉氏の名前も挙がりましたが、全体を通して見た人物像、そして、「いらっしゃい」という、長渕氏がライヴで言う決まり文句まで入っていることから、長渕氏のことを描写していると言われ、一大騒動を巻き起こしたのです。

では、桑田さんが何故この曲を作ったのか、二人の間に一体何があったのかを想像してみましょう。
(マスコミによる報道に基づいた推測も含みます)

仮説その1〜復讐〜
当時の長渕氏の業界内での評判はすこぶる悪かったようです。
TBS系ドラマ“とんぼ”でヤクザ役を演じて以来、大麻による影響もあったのかもしれませんが、虚像と実像の区別がつかなくなったみたいで、何か気に入らないことがあったら、ADだろうが、プロデューサーだろうが、殴る蹴るの暴行を加えてたと聞いてます。
このことはダウンタウンの浜ちゃんも“ガキの使い”で証言してました。(名前のところに「ピー」が入ってましたけど、文脈からして明らかでした)
そして、TBSやフジのスタッフの間では、「あいつとは二度と仕事をしたくない」と言われていたようです。
現に、この二局では長渕氏をドラマで起用しなくなったことからも、このことは単に噂ではなく、たぶん真実でしょう。
TBSは“ザ・ベストテン”から“年越しライブ”に至るまで、サザンとは最も関係の深い局ですし、もしかしたら、長渕氏からの暴行を受けたスタッフの中に、桑田さんが親しくしている人がいて、その人が受けた屈辱を晴らすべく、長渕氏への復讐の意味を込めて、桑田さんはこの曲を作ったのかもしれません。

仮説その2〜堪忍袋の緒が切れた〜
平和主義の桑田さんが、実名こそ出さなかったものの、これほどまでに攻撃的な詞を書くということは、僕等の知らないところで、間接的にか、直接的にかはわかりませんが、長渕氏に堪忍袋の緒が切れるほどの罵詈雑言を浴びせられ、誹謗中傷を受けたのかもしれません。

仮説その3〜許せない姿勢〜
70年代にデビューし、活躍したフォーク・シンガー達のほとんどが「お客さんのいないスタジオでは歌えない」、「ワン・コーラスやたった一曲だけでは、メッセージが伝わらない」という理由(あくまでも表向き)からテレビ出演を拒否してました。
一方、サザンは、デビュー当時にはお笑いとかコミック・バンドとか言われながらもテレビに出演し続け、“エリー”発表後はその音楽性を高く評価されるようになりました。
たとえミュージシャンとしての姿勢は違っても、テレビ出演拒否を信念とする70年代フォーク・シンガー達を桑田さんは認めていたと思います。
しかし、フォーク・シンガー達がニュー・ミュージックの旗手ともてはやされた時代が終わり、まるで髪の毛が抜けていくように、彼等のライヴでの観客動員やレコード売上が減っていった頃、彼等はまるで手のひらを返したようにテレビ出演するようになりました。
桑田さんにしてみれば、認めていた彼等がいとも簡単にこれまでの信念を曲げたこと、或いは、信念が見せ掛けだったことに失望し、彼等の姿勢が許せなかったのでしょう。
それで、70年代フォーク・シンガー達の中で、ドラマに映画にと、音楽以外の活躍が当時最も顕著だった長渕氏を題材にしたのかもしれません。

仮説その4〜嫉妬〜
ラジオ番組やドラマに出たての時の役柄の影響で、陽気でスケベな兄ちゃんのイメージがあった長渕氏が“勇次”あたりからでしょうか、男なら誰しも持ってるアウトロー願望をくすぐるような曲が多くなりました。
そして、“とんぼ”の大ヒットで、マスコミは長渕氏を若い男性達の教祖的な存在として捉えるようになりました。
しかし、桑田さんは、どんなに音楽的な評価が高くても、どんなにヒット曲を連発しても、“エリー”や夏の定番というイメージが強いせいか、マスコミに若者の教祖的存在という捉え方をされません。
それで、桑田さんは同世代である長渕氏とのマスコミの捉え方の違いに悔しがり、長渕氏に嫉妬して、この曲を書いたのかもしれません。

仮説その4〜複合体〜
桑田さんの釈明は真実で、特定の個人を指すものではなく、桑田さん自身を含め、架空も実在も入り混じった色んな人物の複合体で、「スターと呼ばれてる奴等なんて、所詮こんなもんさ」と吐き捨てたかっただけなのかもしれません。
そして、たまたま長渕氏がこの人物像に最も近かったのでしょう。
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No.111 -> No.109
Date: 2001/09/28(Fri) 13:03
Name: きたやわだち
Subject: 吉田拓郎の唄

あ、「成り上がり」は関係無かったんスね。

でも桑田さんの音楽業界(フォークシンガーの特定)への怒りようが

よーっく分かります。

確か、この時期(アルバム/孤独の太陽レコーディング)は

桑田さん、缶コーヒーのCMに出てましたよね?(キリン ジャイブ)

ドラマ仕立てっぽい

(大学の先生か何かの訳だったかな?矢沢栄吉の「アリよさらば」

 意識してんのかな?って当時は思ってました)



  そうそう、アルバム「kamakura」の中に

  吉田拓郎の唄ってありますよね?

  あの時期からフォークソング業界へ桑田さんのメッセージが

  飛んでいたと思います。

  全ての歌に懺悔しつつ・・・嘲笑
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No.112 -> No.109
Date: 2001/09/28(Fri) 23:50
Name: マーシャ@桑田節
Subject: 流石!

流石ワダチさん、すぐに“吉田拓郎の唄”に目を付けたね。
昨日仮説を書いてる時に、この曲についても触れようかどうしようかって迷ったんだけど、“懺悔”とは似て非なる曲だし、いつか誰かからお題としてもらった時でいいやって思って、結局書かなかったんだ。

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