ポカンポカンと雨が降る(レイニー ナイト イン ブルー)

No.50
Date: 2001/08/02(Thu) 13:34
Name: crazy-fingers
Subject: ポカンポカンと雨が降る(レイニー ナイト イン ブルー)

雨の降り方の表現としては,しとしと等あると思いますが,”ポカンポカン”とはどのような意味を含んでいるのでしょうか?
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No.52 -> No.50
Date: 2001/08/03(Fri) 00:18
Name: マーシャ@桑田節
Subject: Re: ポカンポカンと雨が降る(レイニー ナイト イン ブルー)

「ポカン」という言葉で雨を表現するのは、まさに桑田さんならではですね。
他には見たことも聞いたこともありませんから。

解釈A
ポカンという音感が気に入っただけで、別にこれといった大意はない。

解釈B
一番と二番では意味が違うと思います。
この曲は不倫の恋に身を焦がした女性の心情を描いていて、一番では恋の終わりが近づいていることを悟っている時、二番では終わってしまった恋を回顧している時の心情となっています。

一番の「ポカン」
先の見えない叶わぬ不倫の恋に絶望し、夜の街で行きずりの男に身を任せようとしている時に降ってきた雨は、まるで私の身体をポカンと殴るかのような雨だった。
私の今しようとしていることは自分を傷つけることなんだと気付かせてくれるような雨だった。
そして、私に「そんなことやめろ」と諭してくれているように思えた。

二番の「ポカン」
二度と不倫の恋には落ちないと決意しながらも、今でも彼を忘れられず、永遠に彼を愛していこうと心に決める。
けれど、もう彼と結ばれることなどなく、彼への想いは一生心の奥にしまっておくしかない。
そのどうしようもない彼女の虚無感を降ってきた雨の音と重ね合わせて、何も考えずにボーッとしている時や茫然自失の状態を表す時に用いる「ポカン」という言葉で表現しているのです。

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