真夏の果実


No.167
Date: 2002/01/24(Thu) 16:00
Name: 栞
Subject: 真夏の果実

お久しぶりです。
今回は引用ではなく、自分で考えたお題です。

♪マイナス100度の太陽みたいに
 身体を湿らす恋をして
というフレーズをマーシャさんはどう解釈しますか?

宜しくお願いします。

No.168 -> No.167
Date: 2002/01/26(Sat) 00:06
Name: マーシャ
Subject: Re: 真夏の果実

♪マイナス100度の太陽みたいに
 身体を湿らす恋をして

【前置き】
この曲の詞には君・僕といった人称が一切出て来ないので、誰が誰にどうなのかということが明確ではありません。
しかし、男性の桑田さんが歌っていますし、ここでは便宜上、過去に最も愛した女性(彼女と記します)のことを回顧する男性(彼と記します)の立場として解釈していきます。

「マイナス100度」と「太陽」というのは正反対の性質を表す単語の組み合わせですが、これらは一人の人間の「心」と「身体」を表していると思います。
そして、「身体を湿らす恋」というのはセックスを表していると思います。

【解釈その1−「身体を湿らす恋」の対象が彼女以外の女性だった場合】
彼はいまだに彼女のことを愛しています。
ですから、彼は、彼女以外の女性には恋愛感情を持つことができず、彼女以外の女性を抱いたところで、身体は性的興奮で太陽のように熱くなっても、心はマイナス100度くらい冷め切っているということを表していると思います。

【解釈その2−「身体を湿らす恋」の対象が彼女だった場合】
彼は愛している彼女を抱くことができました。
しかし、その後も愛情を示すのはいつも彼の方だけという一方通行で、彼女からの愛は彼には全く伝わって来ませんでした。
彼には彼女と身も心も相思相愛だという実感がなかったのです。
彼女には他に愛する男がいるのか、彼がどんなに愛を持って彼女を抱いても、彼女の身体は性的興奮で太陽のように熱くなっているだけのことで、彼女の心はマイナス100度くらい冷め切っているようだ、ということを表していると思います。
だから、彼は彼女に愛を乞うのです。
「四六時中も好きと言って」と。


No.260
Date: 2002/12/21(Sat) 20:41
Name: よーすけ
Subject: 先日はありがとうごさいました!

もう一つお願いします。『真夏の果実』が僕は大好きなんですが、「めまいがしそうな真夏の果実」とは何のことだとマーシャさんは解釈しますか?

No.261 -> No.260
Date: 2002/12/23(Mon) 23:31
Name: マーシャ
Subject: Re: 先日はありがとうごさいました!

連休中であっちこっち駆け回ってたので、返信が遅くなってしまいました。
どうもすいませんでした。

それでは、回答をば。

“真夏の果実”は聴く者を切ない気持ちにさせる名曲ですが、僕は、桑田さんの他のエロ歌とは一味違った手法で、性的な意味合いが含まれてる曲だと解釈してます。

では、「めまいがしそうな真夏の果実」というのは何のことなのか?

【前置き】
この曲の詞には君・僕といった人称が一切出て来ないので、誰が誰にどうなのかということが明確ではありません。
しかし、男性の桑田さんが歌ってますし、ここでは便宜上、過去に最も愛した女性のことを回顧する男性の立場として解釈していきます。

「めまいがしそうな真夏の果実」というのは真夏に出逢った女性の悩殺的な肉体のことで、下品な言い方をすると、すぐにイっちゃいそうな名器のことだと思います。
(未成年の皆さん、ごめんなさい)m(_ _)m

No.262 -> No.260
Date: 2002/12/24(Tue) 09:52
Name: マーシャ
Subject: 追記

シングルのジャケットを見てみて!


No.592
Date: 2003/06/13(Fri) 18:11
Name: よーすけ
Subject: 真夏の果実

真夏の果実についてです!“砂にかいた名前消して 波はどこへかえるのか”とありますが、これはただ単に「砂にかいた名前を波がざあーと濡らして、またざあーって波がひいていく」情景をあらわしただけなのでしょうかね?マーシャさんには他の情景も浮かびますか?

No.594 -> No.592
Date: 2003/06/14(Sat) 22:53
Name: マーシャ
Subject: Re: 真夏の果実

>マーシャさんには他の情景も浮かびますか?

風景としては、このフレーズどおりの映像が浮かびます。

しかし、このフレーズは風景を描きながら、同時に主人公の心情を表しているものだと思います。

♪砂に書いた名前消して 波はどこへ帰るのか

(便宜上、主人公=彼、主人公が愛する人=彼女と記します)
砂に名前を書くという行為は彼女への愛を表していて、それを波が消していったということは、彼の愛が彼女に受け入れられなかったということを表していると思います。
つまり、このフレーズには「僕の前を去っていった彼女は今どこで何をしているんだろう?」という意味も含まれているのです。

No.597 -> No.592
Date: 2003/06/15(Sun) 05:56
Name: よーすけ
Subject: (No Subject)

マーシャさんは相変わらずロマンチストですね!!マーシャさんの解釈と人柄は本当に大好きです!

No.598 -> No.592
Date: 2003/06/15(Sun) 22:35
Name: マーシャ
Subject: よーすけさんへ

「虎の威を借る」ならぬ「桑田さんの詞を借る」僕がそんな風に言ってもらえるとは・・・。
恐縮しながらも、正直嬉しいです。
ありがとうございます!


真夏の果実について - てこいも

2016/02/21 (Sun) 21:28:30

書きます。

真夏の果実とは、手に届かなかった女友達

8月も終わりに近づくと、海岸には人影が少なくなる。
もう会えなくなった彼女を思いだすと、涙が出てくる。
この季節は忘れることができない。
君の事を思いだすと、自然と涙が出てくる。
夜は君の事を思い、忘れることができない、悲しい。
僕は君に何をすればよかったのだろう、どうすれば、君が僕を好きになってくれたのだろう。
何ができたのか、後悔ばかり、堂々巡り。
四六時中僕を好きになってほしい。忘れられない君への思い。眠りにつく前に、いつも君を思う。
繰り返し寄せては返す波のように、この思いが消えていけばよいのに。
この思い、消えていかない。
そんなこともいつか時が忘れさせてくれた。
マイナス100℃に冷え切った太陽みたいに、凍り付いた君への思い。
熱い思いもいつか心の傷で、冷や汗をかいて目が覚める。
君があいつと付き合っている、そんなことを思うと、クラクラとめまいがする。
それでも、君の事を忘れられなかった。
遠く離れて、時が過ぎても、たそがれ時には、ぽっかりと穴の開いた心が、君の面影をみつけてしまう。
そんな君が今、目の前にいる。
繰り返し寄せては返す波のように、君のほうから僕のそばに来てくれた。
どんな悲しいことがあったのかわからないけれど、僕が好きだったこと、気づいていたんだろ。これは、夢ではない、でも僕の事が好きで来てくれたわけでない。
少なくとも、僕を少し頼ってくれたのかもしれない。でも、信じられない。
君の涙は、誰の事を思って流れているのだろう。いいよ、いつでも、悲しい時はこの海岸に来てください。君ともう一度会いたい、夜が待てない。
涙の果実よ。

こんな感じですけど、この歌高すぎてうまく歌えないのです。
よろしくお願いします。

Re: 真夏の果実について - lazy_blue

2016/02/21 (Sun) 22:56:03

てこいもさん、

>真夏の果実とは、手に届かなかった女友達
とても趣き深い解釈だと思います。
届きそうで届きそうで届かなかった果実は、心に残ってしまうものですよね。

僕はこの曲の歌詞だけを考えると
"決して切手を貼らないラブレター"だと思っています。
相手に届かず、自分のところに戻ってくるつもりで書いたラブレターということです。

Re: Re: 真夏の果実について - じーな

2016/02/21 (Sun) 23:32:40

すばらしい解釈ですね
この曲を聴くと せつない想いが
とても 伝わってきます
四六時中も好きと言ってといいたくなるほど 彼女の事が大好きなんでしょうね(^-^)

Re: 真夏の果実について - てこいも

2016/02/22 (Mon) 14:29:13

lazy blueさん、じーなさんありがとうございます。自分の都合のよいように、妄想しながら歌詞を楽しんでいます。「決して切手を貼らないラブレター」と思うと、またそう思えてきそうです。より深く感じられます。


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