奇跡の地球(ほし)

No.292
Date: 2003/01/13(Mon) 22:50
Name: ハリケーン喇叭
Subject: 奇跡の地球

はじめまして。「奇跡の地球」のサビの英語の部分を翻訳すると
I'm listening to the radioAll by myself
⇒「私はすべてのラジオを一人で聴いています」
Surrounded by the stereo,No sound is felt
⇒「ステレオによって囲まれ、音を感じられません」
The pictures in the video Without a name
⇒「名も無い映画のビデオ」
A temporary cameo,It's all the same
⇒「一時的なカメオそれはすべて同じです」
…と何とも解読不能です。曲タイとは無関係なフレーズになると思うんですが。これはトミー・スナイダーさんのちょっとした言葉の遊び心なのでしょうか?マーシャ氏はどう解釈しますか。
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No.296 -> No.292
Date: 2003/01/14(Tue) 22:20
Name: マーシャ
Subject: Re: 奇跡の地球

ハリケーン喇叭さん、はじめまして!
管理人のマーシャです。
この度はお題を頂き、どうもありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。

まず、ハリケーン喇叭さんはお初ということで、僕の解釈に関して予めご理解いただきたいことを説明します。

♪便宜上、断定的な表現をすることがありますが、あくまでも僕の勝手な解釈で、桑田さんが解説したものではありません。
♪曲の全体像を詳細に解釈してしまうと、難解なフレーズを解釈するという楽しみが減ってしまうので、全体像の解釈はあくまでも大雑把なものとさせていただきます。

では、解釈をば。

> …と何とも解読不能です。曲タイとは無関係なフレーズになると思うんですが。これはトミー・スナイダーさんのちょっとした言葉の遊び心なのでしょうか?マーシャ氏はどう解釈しますか。

♪I'm listening to the radio
 All by myself
♪Surrounded by the stereo,
 No sound is felt
♪The pictures in the video
 Without a name
♪A temporary cameo,
 It's all the same

これらのフレーズは韻を踏んでいて、「大衆に何を伝えるか。」ということよりも、どちらかと言うと、「大衆にどう聞こえるか。」に重点を置いた、桑田さん流の言葉遊びだと思います。
こういったところにもジョン・レノンの影響を感じさせますね。

単語の選定はトミーさんによるものでしょうが、仮歌の段階での桑田さんのデタラメ英語を聞いたトミーさんがその発音に最も近い単語を選んだのではないかと思います。

これらのフレーズは、ハリケーン喇叭さんのおっしゃる通り、一文一文を訳すことはできても、歌詞の中では浮いていて、“奇跡の地球(ほし)”というタイトルとの関連性も意味もよくわかりません。
しかし、そのわからないことこそが「無情の世界」や「異常な未来」を描写したものとなって、それぞれを際立たせる役割を果たしていると思います。

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