亀が泳ぐ街

No.96
Date: 2001/09/04(Tue) 14:52
Name: crazy-fingers
Subject: 久しぶりにカキコします

またまた意味が分からない歌があります.それは,「亀が泳ぐ街」です.

まず,神保町ってどういう街なのわかりません(実際のです).亀が泳ぐというのはどういう事を表しているのでしょうか.

また,所々意味が分からないところがたくさんあります.よろしくお願いします.
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No.97 -> No.96
Date: 2001/09/05(Wed) 01:21
Name: マーシャ@桑田節
Subject: Re: 久しぶりにカキコします

crazy_fingersさんがこちらにカキコするのは久しぶりですよね。
僕の解釈は腑に落ちないかもしれませんが、どうか懲りずにこれからもお願いします。

では、はじめましょう。

> まず,神保町ってどういう街なのわかりません(実際のです).

東京の神保町は本屋街として都内では有名です。
電気街として全国的にも有名な(だと思う)秋葉原の本屋版だと思ってください。

新刊を扱う大型書店もありますが、やはり、人々の目を引くのは数多い古本屋さんです。
それぞれの古本屋さんには扱っている本のジャンルに得意分野があって、その店独自の雰囲気があるんです。
そんな古本屋さんが百数十件ある街です。

そして、古本屋さんだけではなく、万年筆屋さんといった文房具の専門店があったり、内装に凝った喫茶店があったりして、現役の学生やかつて学生だった愛書家達が集っています。

僕もそうでしたが、東京で学生生活を送ったことがある者なら、一度は行ったことがあると思います。
たぶん桑田さんも青学に通ってた頃に行ってたでしょうし、こうして曲にするくらいですから、お気に入りの街だったのかもしれません。

又、神保町界隈は戦災を逃れたこともあって、昭和初期の建物が残っていて、それがまたこの街独特の味わいを醸し出しています。

しかし、最近は地上げやら何やらで、戦前の建物が消えつつあり、景観が変わってきています。

> 亀が泳ぐというのはどういう事を表しているのでしょうか.

この曲は
♪亀が泳ぐ街 未来の神保町
とあることから、神保町の未来を想像した曲のように捉えられますが、僕は、桑田さんが好きだった街の風景が変わり果てていくことに危機感を感じて、遥か昔にまで遡った過去の風景への憧憬と賛美という形で、未来への警鐘を鳴らしている曲だと解釈しています。

かつては神保町界隈も緑豊かで、川の水は清かで、池もあって、そこには亀も泳いでいたかもしれません。
曲の終わりの方に
♪高過ぎる土地に 愛を植えようよ
 予算が許せば 池も掘ろうよ
とあることから、「亀が泳ぐ」という表現は高度成長期から現在に至るまでの都市化によって破壊され、失われていく自然や昔ながらの光景や風情の象徴として使ったものではないかと思います。
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No.100 -> No.96
Date: 2001/09/08(Sat) 23:33
Name: マーシャ@桑田節
Subject: 余談

この“亀が泳ぐ街”は、桑田さんが気合を入れて作った曲で、お気に入りの一曲のようです。
なのに、ライブでは、お客さんの反応が悪く、「みんなトイレ行っちゃうんだよねぇ・・・」と落ち込みがちに悔しがっていたそうです。

No.180
Date: 2002/04/30(Tue) 22:42
Name: とも〜る
Subject: 亀が泳ぐ街

マーシャさんおひさですね。早速ですが「亀が泳ぐ街 未来の神保町」ってでてきますよねぇ。うちは関東の人間ではないので神保町がどんな所か分からず、調べたら書籍の町のようですね。で、亀が泳ぐって形容は「ゆっくりと時が流れる」ってことですかねぇ?でも未来の神保町ってことは今はそうではないってことですかねぇ?最後には「高過ぎる土地に…」「予算が許せば池も掘ろう」って出てきますね。これって古き良き街が開発されようとしていることへの皮肉ですかねぇ?解釈のほどよろしくお願いします。
あっ、またうちにも遊びに来て下さいね。うちの板でここをどんどん宣伝しちゃってくださいね!!
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No.182 -> No.180
Date: 2002/04/30(Tue) 22:50
Name: とも〜る
Subject: ちなみに

神保町を調べるまでは、この曲の歌詞からして、風俗が多い町かと思ってました(笑)
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No.184 -> No.180
Date: 2002/05/01(Wed) 23:57
Name: マーシャ
Subject: Re: 亀が泳ぐ街

とも〜るさん、お題のカキコありがとうございました。
今回のお題ですが、実は、当サイトの常連さんで功労者であるcrazy-fingersさんがかつて同様のお題を出していたので、手抜きみたいで申し訳ないんですけど、転載させてもらいます。
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【神保町とは】

東京の神保町は本屋街として都内では有名です。
電気街として全国的にも有名な(だと思う)秋葉原の本屋版だと思ってください。

新刊を扱う大型書店もありますが、やはり、人々の目を引くのは数多い古本屋さんです。
それぞれの古本屋さんには扱っている本のジャンルに得意分野があって、その店独自の雰囲気があるんです。
そんな古本屋さんが百数十件ある街です。

そして、古本屋さんだけではなく、万年筆屋さんといった文房具の専門店があったり、内装に凝った喫茶店があったりして、現役の学生やかつて学生だった愛書家達が集っています。

僕もそうでしたが、東京で学生生活を送ったことがある者なら、一度は行ったことがあると思います。
たぶん桑田さんも青学に通ってた頃に行ってたでしょうし、こうして曲にするくらいですから、お気に入りの街だったのかもしれません。

又、神保町界隈は戦災を逃れたこともあって、昭和初期の建物が残っていて、それがまたこの街独特の味わいを醸し出しています。

しかし、最近は地上げやら何やらで、戦前の建物が消えつつあり、景観が変わってきています。
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【「亀が泳ぐ」とは】

この曲は
♪亀が泳ぐ街 未来の神保町
とあることから、神保町の未来を想像した曲のように捉えられますが、僕は、桑田さんが好きだった街の風景が変わり果てていくことに危機感を感じて、遥か昔にまで遡った過去の風景への憧憬と賛美という形で、未来への警鐘を鳴らしている曲だと解釈しています。

かつては神保町界隈も緑豊かで、川の水は清かで、池もあって、そこには亀も泳いでいたかもしれません。
曲の終わりの方に
♪高過ぎる土地に 愛を植えようよ
 予算が許せば 池も掘ろうよ
とあることから、「亀が泳ぐ」という表現は高度成長期から現在に至るまでの都市化によって破壊され、失われていく自然や昔ながらの光景や風情の象徴として使ったものではないかと思います。
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No.186 -> No.180
Date: 2002/05/02(Thu) 01:35
Name: とも〜る
Subject: ありがとうございます。

以前に同様のお題があったんですね。とんだ失礼を致しました。お忙しいところ解釈して頂きありがとうございました。だいたいの解釈はマ−シャさんと同じだったので安心しました。こうなればあとは神保町に実際に行ってみるのがいいかも知れませんね♪

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