JOURNEY

JOURNEYの2番 投稿者:猫フリーク 投稿日:2007/03/12(Mon) 20:42 No.324

ご無沙汰しています。以前投稿させていただいたことがあります。(覚えてらっしゃらないでしょうが…) ここ3〜4年、妊娠・出産・育児・職場復帰・異動など色々と忙しく、サザンに耳を傾ける余裕も無くなっていましたが、最近「クワタを聴け!」を読み、またクワタが聴きたくなってしまいました。

本題ですが、JOURNEYの2番はどのようなことを歌っていると思われますか?
「いつか芽生えしは 生命(いのち)の影」など、母の命が受け継がれている、という内容を彷彿とさせますが、部分的に釈然としません。
「花を染めたのは雨の色かな」とあるので紫陽花の季節かと思いきや「秋の日差しが〜」と来ますし、「優しさに泣けるのは ふとした未来さ」もわかるようでわかりません。
「きっと誰かを愛した人はもう知っている」と言われると「えっ、わかんないけど…ヤバいかな?」と思ってしまいます(笑)。
一つ一つツッコむ私が野暮なのでしょうか。
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Re: JOURNEYの2番 マーシャ - 2007/03/12(Mon) 22:38 No.326

猫フリークさん、お久しぶりですね。
お元気でしたか?
女性として、そして、社会人として、めまぐるしい日々を過ごしてたようですが、またこうしてやり取りが出来て、とても嬉しいです。

猫フリークさんのことはしっかりと覚えてますよ。
独特の感性で詞を解釈されて、しかも、サザンの裏事情等にも精通されてる方だと記憶してます。

さて、お題への回答ですが、僕は相変わらずの貧乏暇なしなので、週末まで待ってください。
どうか宜しくお願いします。
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Re: JOURNEYの2番 マーシャ - 2007/03/16(Fri) 22:05 No.327

お待たせしました。
では、回答をば。

> JOURNEYの2番はどのようなことを歌っていると思われますか?

2番の場合、描写が「亡き母を偲ぶ息子」の視点からだけではなく、「子を持つ親」の視点も若干含まれていると思います。

では、お題にある各フレーズ毎に解釈してみます。

♪いつか芽生えしは 生命(いのち)の影
「(桑田さんの)息子達が成長するにつれて、亡き母から受け継いだ特徴が現れてくるだろう」という意味だと解釈しています。

♪母なる陽が沈む時 花を染めたのは雨の色かな
「母が亡くなった悲しみにこぼした涙が花弁を濡らした」という情景を描写したものだと解釈しています。

♪きっと誰かを愛した人はもう知っている 優しさに泣けるのはふとした未来さ
「誰かを愛したことのある人なら知っているだろう。愛する人から受けていた優しさに気づいて涙するのは愛する人を失った後の何気ない日常にあるということを」という意味だと解釈しています。
(このフレーズは桑田さんの息子さん達への「お前達もいずれわかるから」というメッセージでもあると思います)

> 一つ一つツッコむ私が野暮なのでしょうか。

いえいえ、ツッコミどころ満載なのが桑田さんの詞の特徴ですから、全然野暮ではありませんよ。
僕自身の自己弁護でもありますが(笑)。
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Re: JOURNEYの2番 猫フリーク - 2007/03/16(Fri) 23:09 No.328

覚えていて下さって光栄です。
マーシャさんも相変わらずお忙しいようですが、返信ありがとうございます。

1番はお母様との別れからまだ間もない感じがするのですが、2番では時が流れていると解釈すると自然ですね。
突然の悲しみに、止まってしまったかのような時もいつしかゆっくりと流れ始め、何気ない日常も、実はたくさんの愛にあふれていたことに気づかされると言うことでしょうか。
うまく言葉で表せずモヤモヤしていました。ありがとうございました。

改めて歌詞を読んでみたのですが、「寂しくて口ずさむ歌がある 名も知らぬ歌だけど 希望に胸が鳴る」は、深い悲しみに打ちひしがれている中でも、「ああ、まだ自分は歌えるんだ」と一筋の光を見出す音楽家の性のようなものを感じます。

ちなみに、ご覧になったかわかりませんが、先述の「クワタを聴け!」でJOURNEYは5つ星でした。
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猫フリークさんへ マーシャ - 2007/03/17(Sat) 20:47 No.329

> 覚えていて下さって光栄です。

こちらこそ当サイトの存在を覚えていてくださって光栄です。
どうもありがとうございます。
心から感謝します。

> 1番はお母様との別れからまだ間もない感じがするのですが、2番では時が流れていると解釈すると自然ですね。

そうですね。
母の死という現実を受け止めて、その後、悲しみを乗り越えていくまでの長い過程が凝縮された詞なんだと思います。

> 突然の悲しみに、止まってしまったかのような時もいつしかゆっくりと流れ始め、何気ない日常も、実はたくさんの愛にあふれていたことに気づかされると言うことでしょうか。

THE 虎舞竜のロードにある「何でもないような事が幸せだったと思う」というフレーズに共通するものがあると思います。

> うまく言葉で表せずモヤモヤしていました。ありがとうございました。

いえいえ、相変わらずの勝手な解釈でお恥ずかしい限りです。

> 「寂しくて口ずさむ歌がある 名も知らぬ歌だけど 希望に胸が鳴る」は、深い悲しみに打ちひしがれている中でも、「ああ、まだ自分は歌えるんだ」と一筋の光を見出す音楽家の性のようなものを感じます。

作詞・作曲家は「もう書けない」と落ち込むことが何度もあるようですが、お母様が亡くなられた直後の桑田さんはその状態の最たるものだったかもしれませんね。

> 先述の「クワタを聴け!」でJOURNEYは5つ星でした。

僕はまだ読んでません。
読みたい気持ちはあるんですが、掲示板・桑田節の回答に影響しそうで躊躇してます。

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