BOHBO No.5

無題 投稿者:産業道路 投稿日:2006/09/12(Tue) 09:38 No.284

お久しぶりです。
覚えてらっしゃいますか?

約30年にわたって日本の音楽界を第一線でリードしてきた桑田さん。その栄光は言うまでもありません。
近年、キラーストリート・オールドマンという流れの中で、それらの歌詞を見てみると、良い意味で枯れていくことの美しさというか、壮年の輝きみたいなものを前面に出しているような気がします。

ところで、ボーボの歌詞の中に、「過激にロックンロールにしようか、それとも・・」というのがありますが、これは、ソロ活動終了後に出したシングル(涙の海〜愛と欲望)を見つめ直すという意味でしょうか。
うまく言えませんが、営利的というか、万人受けする曲・浅くて広い曲を作っていくか、自分のやりたい音楽・世間には受けなくてもコアなファン向けの曲を作っていくかという岐路に立っているという風に解釈すべきでしょうか。
確かに、ソロ活動終了後の曲は、何かのタイアップになっていたりするのが多くて、桑田さんもやりたい通りにできない部分もあったと思います。
----------------------------------------------------------------------------
Re: 無題 マーシャ - 2006/09/13(Wed) 22:13 No.286

産業道路さん、お久しぶりですね。
お元気でしたか?
回答が遅れてしまい、どうもすいませんでした。
相変わらず貧乏暇なしなもので(苦笑)。

> 覚えてらっしゃいますか?

勿論、覚えてますとも。
産業道路さんは桑田節を盛り上げてくださっている功労者なんですから。

> ボーボの歌詞の中に、「過激にロックンロールにしようか、それとも・・」というのがありますが、これは、ソロ活動終了後に出したシングル(涙の海〜愛と欲望)を見つめ直すという意味でしょうか。
> うまく言えませんが、営利的というか、万人受けする曲・浅くて広い曲を作っていくか、自分のやりたい音楽・世間には受けなくてもコアなファン向けの曲を作っていくかという岐路に立っているという風に解釈すべきでしょうか。

この曲は、桑田さんが真情を吐露したもの、同じ時代を生きた同世代の人たちへの問題提起、今が青春の少年少女たちへの応援歌など、様々な捉え方が出来ると思います。

その中で、今回産業道路さんが示した、桑田さんが真情を吐露したものという捉え方で当該フレーズを解釈するならば、僕は産業道路さんと同じように、「これまでにやったことのないような革新的な曲で自分たちのやりたいようにやってみようか?それとも大衆が抱いているサザンのイメージを踏襲した万人受けする曲で無難にいこうか?」という意味だと解釈します。

当該フレーズ以外に目を向けてみても、"Free me again"というフレーズは「やりたいようにやらせてくれ!」という願いのように思えますし、「二度とは帰らぬBrighter days」というフレーズは「好きな音楽を好きなようにやって楽しんでいた青学時代にはもう戻れない」という寂しさと受け取ることができます。
("Brighter days"は青学の音楽サークル「ベターデイズ」を言い換えたものと解釈)

これらを踏まえて、僕は産業道路さんの解釈に同意します。
----------------------------------------------------------------------------
Re: 無題 産業道路 - 2006/09/15(Fri) 11:19 No.287

ありがとうございます。
覚えていただいてて光栄です。
これだけのバンドだと、ある程度無難にいってある程度売り上げないといけない現実もありますしね。
やりたいようにやらせてもらえない現実もあるのでしょう。

桑田さんの歌詞って意味が深いですよね。
フォークソングのように描写がはっきりしていなくて、何かの雑誌に書いていたけど桑田さんは歌詞はメロディーにうまくのせる感じって言ってました。
本人にとってはそれほど深いメッセージを書いてるつもりはないのかもしれませんが、聴き手にとってはあれこれ勘ぐりたくなるし、勘ぐれば勘ぐるだけ歌詞の裏に何かを見つけることができます。
ま、私なんぞは見つけたつもりでいるだけですが。
でも、きっとこれでいいんですよね。
----------------------------------------------------------------------------
Re: 無題 マーシャ - 2006/09/20(Wed) 20:29 No.294

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーがこんなことを言っています。

「ロックン・ロールの曲はそう長い命じゃないと思う。
少なくとも俺にとってはね。
1曲書き終えると、すぐに次のが書きたくなる。
レコーディングしちまえば、もう自分独りのものじゃなくなっちまう。
レコードになって世間に流れりゃ、誰にだって歌えるし、誰にだって演奏できる。
もしやりたきゃね。
変えたって構わないしね。
わかるだろ?
もう自分のものじゃなくなってるのさ。
自分のベッド・ルームかなんかでやってるうちは、まだ自分独りのものさ。
でも、一旦外に出てってしまえば、もう次の曲をやり始めるしかないんだ」
(ローリングストーンズ語録@シンコーミュージックより転載)

桑田さんがミックと同じ考えかどうかはわかりませんが、「悪意を持って曲解しなければ、歌詞をどう解釈しようと、読み手の自由である」と僕は思ってます。
ですから、産業道路さんも独自の解釈をこれからも続けてください。

BOHBO No.5 投稿者:たか 投稿日:2005/11/03(Thu) 21:22 No.8

マーシャさんお久しぶりです。さっそくですが、解釈というか質問というか、新曲のタイトル『BOHBO No.5』、“BOHBO”についてはジャケットからもなんのことだか想像はつくんですが(笑)、なぜ“No.5”なのでしょうか?歌詞をいくら読んでもいくら考えてもわかりません…マーシャさんはどうお考えですか?
----------------------------------------------------------------------------
Re: BOHBO No.5 マーシャ - 2005/11/03(Thu) 21:23 No.9

たかさん、お久しぶりですね。
お元気でしたか?
旧・桑田節では大変お世話になりました。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。

では、回答をば。

この"No.5"はラテン・ナンバーの名曲である“マンボ No.5”を意識して付けたものだと思います。
ちなみに、“マンボ No.5”は「ア〜アッ、ウッ!」という掛け声が印象的な曲で、「スターどっきり」の類の番組で、芸能人がどっきりに引っ掛かって驚いている場面を何度も繰り返す際によく使われています。
たぶんたかさんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
----------------------------------------------------------------------------
Re: BOHBO No.5 たか - 2005/11/03(Thu) 21:24 No.10

お世話になっただなんてそんな…ごく稀にしか書き込まない天邪鬼でしたので(笑)、こちらがお世話になってばかりでしたよ。これからもお世話かけますがよろしくお願いします。
マンボNo.5、ですか…ドッキリで…う〜ん…聞いたことあるかもしれないですが、ちょっとわからないですね。いつか聞ける機会があることを願うしかないです。しかしマーシャさん、いつも思うのですが物知りですね(笑)
----------------------------------------------------------------------------
Re: BOHBO No.5 マーシャ - 2005/11/03(Thu) 21:25 No.11

ここは皆さんからの投稿、特にお題の投稿で成り立ってる掲示板なので、たかさんも含めて、これまで投稿をしてくれた方々には本当にお世話になってると思い、心から感謝してます。
どうもありがとうございます。
そして、今後とも宜しくお願いします。
ちなみに、僕は全然物知りなんかじゃないですよ。
偏った知識をここで披露してるだけですから(笑)。

CDもDVDも書籍も、探しものならAmazon.co.jp!

inserted by FC2 system