すべての歌に懺悔しな!!

♪すべての歌に懺悔しな!!

マスコミが大騒ぎしたせいで、桑田さんが釈明会見までしなきゃいけなくなったほど、物議を醸し出した曲ですが、僕は「よくぞこの曲を作ってくれました!」と桑田さんに拍手喝采を送ります。

でも、リリースされた当時と今では、僕の中で賛辞の意味合いが違うんです。

リリースされた当時は、僕も70年代フォーク・シンガー達の見せ掛けだけの信念や嘘っぱちのメッセージには失望と怒りを感じてたので、桑田さんがその気持ちを代弁してくれたかのような喜びを感じました。
そして、今は、当時この曲が大騒ぎになって、ほんとに良かったなぁと思ってるんです。

当時の桑田さんはサザンの解散を考えていたと言われてますから、もしあの騒動が起きなかったら、あのままサザンの世界を捨てて、桑田佳祐という独りの男として、“孤独の太陽”を見つめ、追い続けてたかもしれません。
僕はあの騒動が起きたからこそ、桑田さんは“サザンの桑田”に戻って来てくれたと思ってます。

桑田さん個人にとっては、あの騒動は災難だったと思いますが、サザンを愛する僕にとっては、不幸中の幸いというか、雨降って地固まるというか、とにかくサザンの解散が回避された吉事でした。

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