ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

♪ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

僕はこの曲が大好きなんですが、ライヴ・ヴァージョンはずっと大嫌いでした。
というのも、ライヴ・ヴァージョンではサビの部分のドラミングがスタジオ・ヴァージョンとは全く異なる「スネア・ドラムで16ビートを刻む」ようにアレンジされていて、それが曲全体に漂うヨーロビアン・テクノの雰囲気をぶち壊しにしているように感じていたからです。

僕は初めてこのサビをライヴで体験した時、「これじゃまるで行進曲だよ。アントニオ猪木でも登場させる気か?」とひどく失望し、その後もライヴの度に「またか・・・」の繰り返しでした。

ところがです。
去年(05年)のライヴではサビのドラミングがスタジオ・ヴァージョンどおりに再現されていたんです。
これにはとても驚きました。
そして、僕は周りの観客とは別の意味で歓声を挙げました。

僕はきっと一生桑田さんと逢うことも話すこともないでしょう。
でも、もしその機会があったら、このドラミングの変化について是非聴いてみたいです。

♪ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

この曲で思い出すのは、“ザ・ベストテン”という番組にサザンが出演した時のことです。
記憶が鮮明じゃないんですが、司会の一人である黒柳徹子さんがドイツかどこかに行ってて、そこから衛星二元生中継で番組の進行をした週にこの曲が何位かに入ってました。

出演者の映像と音声がドイツの人達にも届いてたことから、番組の終わり間際に東京のスタジオにいた久米宏さんが「そちらの人達にはどの曲がウケてましたか?」と黒柳さんに聞きました。
すると、黒柳さんは「サザンの曲が一番ウケてました〜!」と答えたんです。
この曲はヨーロビアン・テクノを思わせる名曲ですし、サザンの曲には洋楽の要素がぎっしり詰まってるので、向こうの人達にも受け入れやすかったんでしょう。

サザンは"Tarako"でアメリカ進出を目論み、残念ながら失敗に終わりましたが、もしこの曲でヨーロッパへの進出を狙ってたら、案外成功してたかもしれません。

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