マンピーのG★SPOT

♪マンピーのG★SPOT

この曲は桑田さんの“ザッツ・エンターテイメント宣言”だと思います。
“みんなのうた”でサザンが復活した時の桑田さんには「産業ロックの再開だよ」というどこか冷めた視点が若干感じられましたが、この曲での復活には「産業ロックでいくんだ!」という強い意気込みが感じられます。

桑田さんは身を削る想いで心情を吐露したソロ作品を巡って起きた騒動に嫌気が指し、そして、虚しさを感じ、改めて、エンターテイメントを意識するようになったと思うんです。

それがこの突拍子もないタイトルやハゲ面を被るというパフォーマンスに象徴されてますし、悲観的な視点から書かれてる歌詞は、ソロ活動への桑田さんなりの総括の意味が含まれてるような気がします。

ちなみに、僕は産業ロックという言葉を否定的には捉えてません。
ロック・バンドにしろ、ソロ・ミュージシャンにしろ、プロは皆産業ロックの住人だと思ってます。
プロは売れれば勝ち、売れなきゃ負けで、セールスや大衆のニーズなんかどうでもいい、自分が好きな音楽だけをやっていきたいという考え方は、わがままが許されるようになったベテラン大物ミュージシャンかアマチュアのどちらかにしか通用しない論理ですから。

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