怪物君の空
♪怪物君の空
ライヴでは、音の装飾の足し算や引き算をしたり、演奏する楽器の編成を換えたりといった試行錯誤を経て、スタジオ・ヴァージョンとは違ったアレンジで演奏されることが多々あります。
それがその曲の新しい魅力になることもあれば、逆に、不評を買ってしまうこともあるのですが、この曲の92〜93年のライヴ・ヴァージョンは、それはもう見事な足し算でした。
基本的なアレンジは変わっていないのですが、コーラスのパートが増えていて、しかも、それが決して過度な装飾になることなく、この曲をよりカッコいいハード・ロック・ナンバーに仕立てていたんです。
97年の年越しライヴ以来、この曲は演奏されていませんが、是非またあのライヴ・ヴァージョンを聴かせてほしいです。
♪怪物君の空
アルバム“人気者で行こう”の頃から顔を覗かせていたポリス(イギリスのロック・バンド)の影響がこの曲にも色濃く現れていて、ポリスのアルバム“シンクロニシティー”に収録されていても違和感のないような仕上がりになってます。
僕はハード・ロックが大好きなので、この曲は大のお気に入りなのですが、ギター・ソロがないのが不思議でなりません。
大森さんの腕の見せ所なのに、何でソロがブルース・ハープなわけ?
この辺の楽器の選定も桑田さんの非凡なところなのかもしれませんが・・・。
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