ストーンズの存在

ミック・ジャガーを引き合いに出したついでに、もう少しだけ桑田さんとミックについて語らせてください。

桑田さんはライヴでお客さんに水を掛けますが、あれはミックが70年代にやってたことなんです。
桑田さんがミックのパフォーマンスを真似たとは断言できませんし、もしかしたら桑田さん流の顔射(意味は成人男性に聞いてください)なのかもしれませんが、桑田さんは80年代の初頭にDJの小林克也さん宅でストーンズのビデオをよく観ていたそうなので、たぶん真似たんじゃないかなと思っています。

ちなみに、マイクを使ったオナニーのパフォーマンスはたぶん桑田さんのオリジナルでしょう。
他の人がやってるのは観たことがないので(笑)。

曲作りに於いてはストーンズの影響をあまり受けていない桑田さんですが、“夜遊び”で「“♪マンピーのジ〜スポッッット”の歌い方はミック・ジャガーやスティーヴン・タイラーを意識した」と言っていたように、ヴォーカリストとしては多少なりともミックの影響を受けているように思えます。

先日のレコーディング風景のネット中継で、桑田さんはストーンズのTシャツを着ていましたし、ドラムを叩くシーンではストーンズのドラマーのチャーリー・ワッツの名前を出していました。
そんなところをみると、きっと桑田さんにとって、ストーンズは「好きってわけじゃないのに、何故か気になる存在」のような気がします。
恋愛に於いてもそうですが、こういう存在はふとしたきっかけで最愛の人に転化するものなので、この先桑田さんが熱烈なストーンズ・フリークになって、ストーンズ風の曲をたくさん作る可能性も十分にあり得ます。

もし桑田さんがスリー・コードでたった16小節のロックン・ロール・ナンバーを作るとしたら、一体どんな曲になるんでしょう?
お楽しみはこれからです。

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