解釈を楽しむことへのお墨付き

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーがこんなことを言っています。

「ロックン・ロールの曲はそう長い命じゃないと思う。
少なくとも俺にとってはね。
1曲書き終えると、すぐに次のが書きたくなる。
レコーディングしちまえば、もう自分独りのものじゃなくなっちまう。
レコードになって世間に流れりゃ、誰にだって歌えるし、誰にだって演奏できる。
もしやりたきゃね。
変えたって構わないしね。
わかるだろ?
もう自分のものじゃなくなってるのさ。
自分のベッド・ルームかなんかでやってるうちは、まだ自分独りのものさ。
でも、一旦外に出てってしまえば、もう次の曲をやり始めるしかないんだ」
(ローリングストーンズ語録@シンコーミュージックより転載)

この文章を読んでからというもの、僕の歌詞の解釈の仕方が変わりました。
敬愛するミックから「俺の曲はもうお前のものでもあるんだよ」というお墨付きを貰ったつもりになり、それまでは作詞者の伝えたいことを正確に読み取ろうとしていたのが、一転して、「どう解釈しようが、僕の自由なんだ」と思い、自分の想像力で歌詞を好き勝手に面白おかしく解釈して楽しむようになったんです。

そして、今、僕は桑田さんの歌詞の解釈を楽しんでいます。

実は、ミックのこの発言には裏があって、桑田さんにも共通することがあるんですが、それについては次号にて。

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