ジョギパン姿の桑田さん

僕が第6号(2003年2月1日23:18に配信したメルマガ)の“後書節(閉めのご挨拶)”に書いた「皆さん、ジョギパン姿の桑田さんを楽しみに待ちましょう」という文章の意味について質問を頂いたので、ここで説明します。

僕のこの文章は、桑田さんが“やさしい夜遊び”で「サザンが活動を再開する時はまたジョギパンを穿く!」という趣旨の発言に基づいています。
勿論桑田さんの発言はあくまでも冗談で、ステージ衣装としてジョギパンを穿くことはないでしょう。
でも、精神的な意味で桑田さんはジョギパンを穿くような気がするんです。

桑田さんはアルバム“ROCK AND ROLL HERO”で若かりし頃に多大な影響を受けた洋楽の要素をこれまで以上に自身の作品に色濃く反映させ、AAAを含むソロでのライヴ活動では古今東西の名曲を歌い継ぎました。

こうした桑田さんの「一人の音楽好きの少年だった頃に戻る」という活動の真っ只中でされた、上記の発言を聞いて、僕は、桑田さんの次なる目標は「一人のプロのミュージシャンのしての原点、つまり、サザンの桑田の原点に戻る」ということなのではないかと解釈したんです。

桑田さんは心にジョギパンを穿き、大森さんの脱退という大きな喪失感をサザンの新たな連帯感に換えて、復活のシングルでは“勝手にシンドバッド”調のラテン・ナンバーを披露してくれる。
そんなことを僕は想像して、サザンの復活を楽しみに待っているのです。

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