爆笑アイランド

♪爆笑アイランド

この曲の思い出といえば、ミュージックステーション(Mステ)での演奏です。

見ていない方の為に簡単に説明しますと、桑田さんは“超甘党公認 納豆屋ウニ”なる政治家、原坊はその妻、松田さんは軍人、ムクちゃんは過激派、毛ガニさんはお得意の着物に割烹着の婦人、大森さんは建設業の労働者、そして、サポート・メンバーの包国さんは警察官に扮して演奏したんです。
さらに、桑田さんの両隣には黒服のSP、そして、後方にはホステスと女子高生に扮したコーラス隊も従えていました。

この曲は我が国の現状に笑っちゃうほど呆れてる心情を描いたものですが、Mステでの演奏はそれを見事に体現していたと思います。
特に、曲のエンディングで桑田さんが大森さんにバケツの水を頭からぶちまけたパフォーマンスは象徴的で、まさに国民に冷や水を浴びせるものだったと思います。

サザンがMステでシングルではないこの曲を演奏したのは、シングルを除くアルバム“さくら”の収録曲の中で最も大衆に聴いてほしい曲だったからだと思いますが、果たしてその想いはサザン・ファンではない大衆にしっかりと伝わったでしょうか?

画面に表記された歌詞を見て、その社会的メッセージ色の強さに「サザンって、こんな曲もやるんだ?!」と驚き、感心してくれてたらいいんですが、あのコスプレが災いして、曲も演奏も一部の人たちには単なるおふざけにしか映らなかったかもしれません。

それにしても、いつも思うんですが、Mステ独特の、出演者たちが醸し出す、あの「何やってんの?」という冷ややかな視線と寒い空気は見ていて辛いものがありますね。

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